ラボ・Letter

【京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科】

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醤油の勉強会(関西の淡口醤油メーカー ヒガシマル醤油さんによる)

2018年07月19日

本日は生活デザイン系の合同ゼミが開催されました。

関西の淡口醤油メーカー、ヒガシマル醤油の方々に、「醤油」の特別講義をしていただきました。

ヒガシマル1

醤油の原材料は、水、大豆、小麦、塩で、淡口醤油はこれに米(甘酒)が加わるということ。

また、醤油の種類は、濃口醤油、淡口醤油、たまり醤油、白醤油、再仕込み醤油の5種類あり、それぞれ原材料の分量が異なることなど基礎的な知識を教えていただきました。

また、淡口醤油は、お料理の素材の色を鮮やかに美味しそうに見せることや、破断力が高く口当たりが柔らかくなることについては、高野豆腐2種(濃口醤油で調理と、淡口醤油で調理)を試食し、食べ比べをすることで、体験的に理解を深めました。

ヒガシマル3


ヒガシマル2

関西は軟水のため、関東よりも淡口醤油のうまみが引き出されやすいという地域性の差異や、

一般的に淡口醤油は塩分が多いように思われているが、濃口醤油よりも少量で使用されるため実際は塩分摂取は少ないこと、

クセの強い食材は濃口醤油で臭みなどをマスキングし、あっさり食材は淡口醤油で旨味を引き出すなど使い分けるとよい、など

たくさんのことを、とてもわかりやすく丁寧に教えていただきました。

日本人にとって身近なお醤油ですが、意外に知らないことが多く、今回知る貴重な機会となりました。

ヒガシマル醤油の皆様、本日はありがとうございました。(最後にお土産もいただきました)  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科