ラボ・Letter

【京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科】

生活科学(食物・衣服・住居・家族)、福祉の観点からQOLを研究・教育する学科ブログです
授業の様子、研究紹介、コラムなどを手紙(Letter)のように綴ります

2018年07月の記事

肉を食べる高齢者は長生き?

2018年07月31日

皆さんの周りに高齢者の方はいますか? 

その方々の毎日の食事はどのような内容ですか、尋ねてみたことはありますか。

もしかすると、「歳をとったので、あっさりとしたものを食べるのが良い」とか、「歳をとったら肉よりも魚の方が良い」と思っていませんか。

油料理や動物性脂肪の多い食品は、年齢と共に嗜好がわかれ、好きな人と、あまり食べない人がはっきりしてくる傾向があります。

あまり食べない人の中には、「食べない方が健康的」とまちがった考え方をしている人もいます。
食べすぎは肥満のもとですが、不足しているのも問題です。

高齢者の場合、健康ならば、アルブミンというたんぱく質(血液中にあるたんぱく質のひとつ)が血液100ml中に4~5g含まれています。
このアルブミンの量や、栄養状態の良し悪しが、免疫力や生活機能、生存率に大きくかかわっています。

アルブミン値を増やすには、肉や卵、乳製品などの動物性たんぱく質食品が大切です。
同じたんぱく質でも、食品によりアミノ酸の構成レベルが異なります。人間の体に近いアミノ酸組成を持つたんぱく質食品をとるのがベストです。

植物性たんぱく質食品ではアルブミンは増えません。サッパリした食事(植物性たんぱく質の摂取)に偏らないようにすることが健康を保つうえで重要です。
だから、動物性たんぱく質食品である「肉」を食べることは、高齢者の生活機能の維持に大いに役に立ち、長生きできるというわけです
(資料:NPO法人生活・福祉環境づくり21・日本応用老年学会編著(2013)『高齢社会の道案内ジェロントロジー入門』 社会保険出版)

長寿と肉食

  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科 │ 知識の泉

ユニバーサルデザインを探してみませんか。

2018年07月25日

私たちの身の周りには様々なユニバーサルデザインの生活用品があります。

神戸アイセンターには、誰もが使いやすい調理道具が展示されています。

メモリを見なくても計量できる調味料入れや計量カップは種類も豊富です。

また、白いコップの内側に黒いマークが付いていると、安心してコップに牛乳を注ぐことができます。

便利なユニバーサルデザインは普及しています。

写真は、神戸アイセンターに展示されている生活用品です。(2018.3.30撮影)

ユニバーサルデザイン1

ユニバーサルデザイン2
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科 │ 知識の泉

家庭科教育法Ⅰ(日本の伝統文化を教える)

2018年07月23日

「家庭科教育法Ⅰ」では、日本の伝統文化「和服」を中学生や高校生に教える演習があります。

中学校の家庭分野教科書に、「着付けの手順」が出ているのを知っていますか?

この授業では、浴衣や甚平を紙で製作して平面構成を学びます。

その後、一重の着物を自分で着られるように、あるいは、他者に着付けできるように練習します。
帯の結び方も特訓します。

受講生たちは、とても楽しんで取り組んでます。

家庭教育法Ⅰ(浴衣の着付け)



  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科 │ ピックアップ授業

ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」から、ソーシャルワーカーの仕事について

2018年07月21日

ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」について


社会福祉の仕事には実はさまざまな仕事があります。その中のひとつに、ソーシャルワーカーという相談援助の仕事があります。

日本では、社会福祉士や精神保健福祉士という国家資格がその職種にあたります。


しかし…。何をするのか、今ひとつ、分かりにくいのがソーシャルワーカーのお仕事です。

たとえば相談というと、カウンセラーが思い浮かびますが、カウンセラーはその人の「こころ」に焦点をあてて相談援助をしていくのに対し、

ソーシャルワーカーはその人の「暮らしや人生」に焦点をあてて支援をしていきます。


その人の「暮らしや人生」を支援していくには、社会福祉の制度やサービスの理解も大切ですが、

衣食住や家族など「暮らす」ための知識も重要。というわけで、本学科「福祉生活デザイン学科」では、

それらすべての知識をベースにしたソーシャルワーカーを養成しているわけです。


ここまで読んでも「いまいちわかんない」という方もいらっしゃると思います。


そこでお勧めが、7月17日(火)21時から関西テレビで放映されるドラマ

「健康で文化的な最低限度の生活」。

ソーシャルワーカーは、病院や福祉施設、児童相談所や学校などさまざまな機関で働いていますが、主人公(演じるは京都出身の女優・吉岡里帆さん)は福祉事務所の生活保護のソーシャルワーカーです。

「健康で文化的な最低限度の生活」という堅い題名は、

ご存じの通り日本国憲法第25条第1項「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」からとっています。

福祉的な課題に直面する人に寄りそい、その人の「暮らしや人生」がその人にとって「自分らしく活き活き」となるよう相談援助を重ねていく主人公の奮闘ぶりをぜひチェックしてみてください。

ソーシャルワーカーの仕事の難しさと素敵さを実感できるはずです。


小学館ビッグ コミックス「健康で文化的な最低限度の生活」作:柏木ハルコ
https://www.shogakukan.co.jp/books/09186357

関西テレビ トップページからドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」をご覧ください。
https://www.ktv.jp/  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科

醤油の勉強会(関西の淡口醤油メーカー ヒガシマル醤油さんによる)

2018年07月19日

本日は生活デザイン系の合同ゼミが開催されました。

関西の淡口醤油メーカー、ヒガシマル醤油の方々に、「醤油」の特別講義をしていただきました。

ヒガシマル1

醤油の原材料は、水、大豆、小麦、塩で、淡口醤油はこれに米(甘酒)が加わるということ。

また、醤油の種類は、濃口醤油、淡口醤油、たまり醤油、白醤油、再仕込み醤油の5種類あり、それぞれ原材料の分量が異なることなど基礎的な知識を教えていただきました。

また、淡口醤油は、お料理の素材の色を鮮やかに美味しそうに見せることや、破断力が高く口当たりが柔らかくなることについては、高野豆腐2種(濃口醤油で調理と、淡口醤油で調理)を試食し、食べ比べをすることで、体験的に理解を深めました。

ヒガシマル3


ヒガシマル2

関西は軟水のため、関東よりも淡口醤油のうまみが引き出されやすいという地域性の差異や、

一般的に淡口醤油は塩分が多いように思われているが、濃口醤油よりも少量で使用されるため実際は塩分摂取は少ないこと、

クセの強い食材は濃口醤油で臭みなどをマスキングし、あっさり食材は淡口醤油で旨味を引き出すなど使い分けるとよい、など

たくさんのことを、とてもわかりやすく丁寧に教えていただきました。

日本人にとって身近なお醤油ですが、意外に知らないことが多く、今回知る貴重な機会となりました。

ヒガシマル醤油の皆様、本日はありがとうございました。(最後にお土産もいただきました)  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科 │ ピックアップ授業

オープンキャンパス報告 (7月15日)

2018年07月17日

7月15日(日)にオープンキャンパスを開催しました。

相談コーナー

三好先生による模擬授業は、熱帯魚の水槽を前に、「アクアセラピーは癒しの効果まんてん ~おさかなたちの世界を紹介~」の講義でした。ゆったりと泳ぐきれいなお魚を眺めるだけで、脳波的にリラックス効果が得られるということです。

おさかな模擬授業

体験コーナーは、矢島先生と学生スタッフによる「癒しのハンドマッサージ」が大好評でした。静かなBGMとアロマオイルの香りの中、
ハンドマッサージで緊張感がほぐれ、自然に会話が弾む心理的効果を、マッサージの心地よさとともに体験してただきました。

アロママッサージ

簡単ランプの制作は、切り抜いたイラスト素材をペットボトルに貼り付け和紙を被せる簡単なランタンを制作しました。光源の種類によって色の見え方や雰囲気が異なることを体験していただきました。

ランプつくり

この日は、京都市の日中は38.7℃と酷暑にもかかわらず、学内は大にぎわいでした。
たくさんのご来場ありがとうございました。

ブログ看板

  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科 │ オープンキャンパス

「財政」、「税金」・・・むずかしいけどきちんと学びます

2018年07月17日

今回は授業の紹介をします。

家庭経済_20180614



少し前ですが、近畿財務局京都財務事務所と左京税務署から講師をお迎えし、3年次生を対象とした「家庭経済」(※)の授業で財政と税金についての講義をしていただきました。

来年(平成31年)10月から予定されている消費税の増税や軽減税率については、これまでの授業の中で何度か登場していたため受講生も知ってはいましたが、それらが自分の生活とどのように結びつくかまでは想像が追いついていませんでした。今回、税金の専門家である税務署の講師の先生がクイズ形式で解説してくださったことで、受講生の理解がさらに深まったようです。

近畿財務局の先生は、日本の財政の現状についてお話くださいました。日本が莫大な債務(借金)を抱えていることは受講生も知っています。しかしそれが○○○兆円と言われても、正直ピンときません。そんな受講生に対して、講師の先生は家計に例えて説明くださいました。これでようやく受講生にも日本が置かれている厳しい現状を実感できたようです。



※昨年度より「家庭経済」の授業は、1年次生を対象とした「現代社会と家庭経営」の授業に変更になっています。今年度は後期の授業の1コマを使って、税務署と財務局の講師による税金と財務の授業を開講する予定です。
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科 │ ピックアップ授業

7/15オープンキャンパスの紹介

2018年07月14日

7/15(日)はオープンキャンパスを開催します。

本学科の紹介をします。

模擬授業は、
   ① 「LED照明から昔の灯りまで、光の魅力を発見」 (住居学分野)
   ② 「アクアセラピーは癒しの効果まんてん ~おさかなたちの世界を紹介~」(社会福祉学分野)

体験コーナー
  ① 「癒やしのハンドマッサージ」(社会福祉学分野)
  ② 「光のマジック!光を透せば、素敵にみえる―身近なものもランプに変身―」(住居学分野)
  

大学での学びをぜひ体験しにきてください。
上級生との対話も楽しめます。

写真は、模擬授業①で紹介する照明実験装置です。同じ部屋でも光源が異なると見え方が変わりますね。

照明実験


  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科 │ オープンキャンパス

ヘルマンハープによる音楽のバリアフリー

2018年07月11日

皆さんはヘルマンハープを知っていますか?

ヘルマンハープとは1987年にドイツのヘルマン・フェー氏が、ダウン症の息子に楽器を弾かせてあげたいと開発した弦楽器です。

五線譜が読めなくても誰でも弾くことができます。

ヘルマンハープの優しい音色はリラックス効果がありますので、暑い季節におすすめです。

日本ヘルマンハープ公式サイト(https://www.hermannharp.com/)から視聴できます。


ヘルマンハープ
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科 │ 知識の泉

いきいき・いわくら見学

2018年07月10日

医療法人稲門会 就労継続支援B型事業所 いきいき・いわくら見学 (7月4日)

地域福祉と活動ゼミ(酒井ゼミ)は、毎年、地域の障がい者就労支援事業所の皆さんと一緒に、大学祭に出店し、各事業所の展示と商品の販売に取り組んでいます。

今日は、大学祭に向けて、事業所の取り組み、利用者のこと、どのような商品を製造しているのか、

そのプロセス等を学ぶために、いきいき・いわくらを見学させていただきました。

ガラスをカットし、溶かして、いろいろなアクセサリーや鏡、写真立てなどの雑貨に作り上げる細かいお仕事を丁寧にされていること、

流行も取り入れ、新商品の製造にも意欲的に取り組んでおられることなど学びました。
アクセサリ3

アクセサリ5


学生たちは、かわいいアクセサリーにくぎ付けになり、大学祭で多くのみなさんにどのようにお伝えすればよいか考える機会にもなりました。

いきいきいわくら看板



  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科 │ 学外団体との連携