ラボ・Letter

【京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科】

2021年4月 「生活環境学科」が始動しました
生活科学、家族、生活経営・経済、精神保健福祉の領域からQOLを追究する学科ブログです
授業の様子、研究紹介、コラムなどを手紙(Letter)のように綴ります

2018年12月の記事

お正月も返上で受験勉強・精神保健福祉士受験対策講座

2018年12月31日

お正月も返上で受験勉強・精神保健福祉士受験対策講座

社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験まであと40日を切りました。

本来であればのんびりしていただきたい年末年始ですが、

来年2月2日(土)・3日(日)の精神保健福祉士・社会福祉士国家試験に向けて12月から受験勉強の追い込みが始まります。

受験講座スケジュール  ➡受験対策講座スケジュール


お正月をのんびり過ごしてしまうと受験勉強が間に合わなくなるので、受験生である4年生は毎日6時間とか7時間とか受験勉強を行っています。

そんな勉強をサポートする精神保健福祉士受験対策講座。

授業が終わった年末2日間、そして授業が始まる年始2日間に過去問・模擬問を解き、教員が解説するスタイルで受験対策を行っています。

4年生の先輩の受験ノートをちょっと見せていただきました。

受験ノート①
受験ノート②


まだ受験勉強を始めたばかりというのが分かる内容ですね。

ここから勉強を積み重ね、年明け月半ば頃には教員が答えられないような難しい質問をしてくるようになります。

そんな4年生をフレーフレーと応援しながら2月の国家試験を迎えます。

受験参考書

  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 福祉学領域

光の特性を知る~和紙ランプシェードつくり

2018年12月28日

京都ノートルダム女子大学 生活福祉文化学科の

京都生活産業実習で、

和紙を使ってランプシェードをつくりました。

和紙のやわらかく光を透過する特性を生かしてつくります。

シェード①

シェード②


ランプ光源を、電球色、昼光色など変えることでシェードの表情も変化します。
ちょっと工夫をすることで、日常生活が豊かになる、光に関する知識を、知識だけに留めず、実用に昇華する学びです。


土台の風船に和紙を貼り付けていき、途中、デザインしカッティングした色和紙をのせ、さらに和紙を重ねていきます。
約1週間ほど経過すると、風船はしぼんで和紙のランプシェードだけ乾燥して形になり残ります。

和紙を貼り付けている最中は、下地にしている風船の色で、模様がわかりづらいです。そのため、どんな風に仕上がるか楽しみです。

和紙のランプは、和のインテリアだけでなく、洋風モダンのインテリアにも合います。



シェード作り中②


  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 住居学領域

「食品加工学(実験含む)」の授業紹介

2018年12月25日

京都ノートルダム女子大学 福祉生活デザイン学科には、

「食品加工学(実験を含む)」という授業があります。

この科目は、2年次になったら履修ができます。フードスペシャリスト受験資格を希望する人は必ず履修をします。

この日は、卵の加工の学習で、マヨネーズを作りました。

調味料(卵黄と胡椒、砂糖、塩など)をよく混ぜた後、まず酢を加え、次に油、その次にまた酢を加え、最後に油をまた加えて攪拌します。
攪拌の速度や、材料の添加の仕方にコツがあります。

このマヨネーズづくりは、「水中油滴型のエマルション」をいかに上手に調整するかということに注意しつつ、乳化剤 (卵黄中のレシチン) の働きについても理解してもらいます。

そして、調整したマヨネーズは、音叉式粘度計で粘度を測定します。粘度は、市販品よりも小さいですが、味は、ソフトでおいしく出来上がります。

加工したマヨネーズでサンドイッチも作りました。

履修者全員でサンドイッチと紅茶を試食しました。


マヨネーズ出来上がり    <マヨネーズ出来上がり>


粘度計で粘度を測定中    <粘度計で粘度を測定>

クロスを敷いてサンドイッチの盛り付け   <クロスを敷いてサンドイッチの盛り付け>
 
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 食物学領域

ソーシャルワーク実習指導Ⅰ(体験学習)

2018年12月22日

京都ノートルダム女子大学 福祉生活デザイン学科です。

ソーシャルワーク実習指導Ⅰの体験学習を紹介します。

体験学習で 「高齢者疑似体験」 を行いました。

歩きにくくなること、見えにくくなること、聞えにくくなることを自分たちが体験するのです。

疑似体験とはいえ、ほんの少しでも高齢者の方々の立場に立って考えることができればと思います。

後半はイヤーパッドとアイマスクをして真っ暗な体育館を手探りで歩いていきます。

途中から皆がはぐれないように肩に手を回しながらゆっくりと確実に歩くことができ、連帯感も膨らみました。

学生たちは「見えないことの恐怖を改めて感じた」「普段感じなかった高齢者の方の大変さがわかった」など振り返ってくれました。次回は振り返りを皆で模造紙に書いて発表します。

体験1

体験2

体験3

  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 福祉学領域

基礎演習Ⅱ「支える ~マネープランニング~」紹介

2018年12月20日

京都ノートルダム女子大学 福祉生活デザイン学科で開講されている科目から、今日は「基礎演習Ⅱ 支える~結婚式の費用から始めるマネープランニング」を紹介します。
※「基礎演習Ⅱ」の詳細は、〇月△日掲載の記事をご覧ください。

まず、受講生は手分けして、結婚式の費用の相場を項目別に調べます。ここで使うのが、iPadや某ウェディング情報誌です。ウェディング情報誌を見たことがない受講生が多く、教員が説明しているときも、あちらこちらから「このドレスがいい!」「こんなところで式を挙げたい!」という黄色い声が飛び交います。

次に、自分が理想とする結婚式をイメージします。ドレスは何回着ようか。お料理はフレンチにしようか、和食にしようか。ウェディングケーキは何段にしようかetc.です。リムジンに乗る!ディズニーで挙式したい!という話声も聞こえてきます。夢がどんどんふくらんでいきます。

理想とする結婚式が決まったら、手分けして調べた相場をもとに、自分の結婚式でかかる費用の総額を計算します。このころになると、先ほどの黄色い声はひそめ、「こんなにお金がかかる...」「無理だ、結婚できない...」という悲鳴のような声に変わります。

最後に、費用の総額をどのように貯めていくかを、自分の消費行動などを考えながらプランニングしていきます。

結婚式のマネープランニングの視点から、理想と現実を知る90分間です。





  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 生活経済・経営領域

米粉を利用したカステラの物性と嗜好性(ゼミ研究) #ノートルダム#大学

2018年12月18日

京都ノートルダム女子大学、福祉生活デザイン学科の

「"調理学"研究室」のゼミ研究を紹介します。

研究タイトルは「米粉を利用したカステラの物性と嗜好性」


お米

主食として日本を支えてきた「米」の消費量が年々減少傾向にあります。一方、パンや麺の原料である小麦はそのほとんどを輸入に頼っており、世界的な食料需給(生産と消費)の影響を受け、将来の安定供給に不安が生じています。

そのため、食料自給力の向上は喫緊の課題であり、その解決法のひとつとして「米粉」のパンや麺など様々な食品への活用が注目されています。

そこで、本研究は米粉の消費拡大の一助とすることを目的として、カステラについて、小麦粉を米粉に代替することでその物性や嗜好性にどのように影響するかを検討しました。

研究方法は、①強力粉100%(コントロール)、②薄力粉100%、③うるち米粉100%、④うるち米粉ともち米粉を50%ずつ混合した粉(混合粉)、⑤もち米粉100%の粉、これら5種類の粉を用いたカステラを焼成し、物性測定と官能評価を行いました。

カステラ

物性測定の結果から、
うるち米粉を用いたカステラは、小麦粉類を用いたカステラとほぼ同様に膨らみ、さらにもっともやわらかいことが示されました。
一方で、同じ米粉でも、もち米粉を用いたカステラは焼き上がりの重量が軽く、高さも低く、硬かったことから、もち米粉は小麦粉やうるち米粉に比べて膨化力や保水性が小さいことが明らかになりました。

官能評価においては、
うるち米を用いたカステラの評価が総合的には一番高くなりましたが、もち米粉100%のカステラもしっとりとして弾力があるとされ、他の粉とは異なる食感が高い評価を得ました。


同じ米粉でも、うるち米粉は製パン用、製菓用としてすでにかなり普及し、多くの食品への利用が試みられていますが、
もち米粉は古くからだんごや求肥など和菓子には用いられているものの、まだまだ一般的な食素材とはいえません。

しかしながら、今回の実験でカステラの新食感という観点で、もち米粉についても用途拡大の可能性が示唆されました。

今後の課題として、もち米粉で評価の低かった項目、特にふくらみについて改善を検討することで、もち米粉の需要を増やすことができるのではないかと考えています。




  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 食物学領域研究活動

地域サロン、開催

2018年12月15日

京都ノートルダム女子大学 福祉生活デザイン学科の

「地域福祉と活動ゼミ」では、11月28日(水)に大学のある地域にお住まいの高齢者の方々を対象に、

地域サロンを開催しました。

地域サロン①


事前に学生たちは、実際に開催されている地域のサロンに参加させていただき、サロンの様子を学び、

どのようなリクリエーションをすれば参加者の方に楽しんでいただけるかを考え、アイデアを出し合い、準備をしてきました。

当日は、定期販売している 飛鳥井ワークセンター様のパンと、楽々堂様の挽きたてのコーヒー でくつろいでいただき、

その後、クイズ、将棋やオセロ、ボウリングをして楽しんでいただきました。

学生たちにとっては初めての試みで、戸惑い緊張もしながらではありましたが、

参加者のみなさんとも交流を深めることができていたようです。

地域サロン③

地域サロン②

地域サロン④



  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 福祉学領域産官学連携活動

父子世帯の父の視点から家庭経営を考えました。

2018年12月11日

京都ノートルダム女子大学 福祉生活デザイン学科の前身の生活福祉文化学科(※)に、「家庭管理」(※※)という科目があります。

 少し前のことですが、この「家庭管理」の授業で、NPO法人 京都いえのこと勉強会理事長の木本 努さんをお招きし、父子世帯の父親の視点から生活全般のことを講義していただきました。木本さんは、お子さんたちがまだ幼かったときに、奥さまをご病気で亡くされています。奥さまを亡くされたときの様子や、その後お子さんたちが母親を恋しがるお話に、教室中からすすり泣く声がしました(ちなみに、1講時〈午前9時開始〉の授業です)。

 どんなに大好きな家族でも、いつか「別れ」を迎えます。それは、家族の誰かが先かもしれませんし、自分が先かもしれません。「家庭管理(経営)」の授業は、「家庭生活をどのように切り盛りしていくか(マネジメントしていくか)」をメインテーマとしています。今回の授業は、視点を少し変えて、「自分が先立ってしまったあとも、残された家族の生活は続いていく」ということを理解することがねらいでした。授業後の感想を読むと、そのことを受講生は、しっかりと学んでくれたようです。

ゼミの様子



 後日、木本さんは、3年次生の「家族関係ゼミ」にも来てくださいました(上の写真はそのときの様子です)。今年度の3年次生は、6名中2名がひとり親について研究を進めています。また木本さんが目下、構想中とおっしゃる父子手帳について関心を持つ学生もいます。学生たちは、木本さんとの意見交換をしながら、自分の研究をどのように進めようかあれこれ考えているようでした。

※生活福祉文化学科は、2017年度入学生より「福祉生活デザイン学科」としてスタートしました。
※※「家庭管理」は旧学科の授業です。福祉生活デザイン学科では「現代社会と家庭経営」として開講されています。  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 生活経済・経営領域

ソーシャルワークとは何だったか! ~社会福祉現場での実習を振り返って

2018年12月10日

京都ノートルダム女子大学、福祉生活デザイン学科の

福祉系科目 「社会福祉援助技術実習指導Ⅲ」の全体での振り返りの授業風景です。

メインテーマはずばり、 「ソーシャルワークとは何だったか」 です。

2018年度の社会福祉援助技術現場実習の第一回目の実習報告会が終わり、

その後、3年次生たちは実習指導Ⅲの授業としては初の試みの全体会を実施しました。

これまで分野別に担当教員から分野別指導を受けて実習事後の振り返りを行っていましたが、

今回は分野領域を超え、

児童分野、障害児・者分野、高齢者分野、社会福祉協議会の各分野で実習した学生たちが混合し3グループを結成、

その3グループで、現場実習で学んだ「ソーシャルワークとは何か」ということを

考え、語り合い、確認し合い、みんなの力として模造紙に書き込み、発表をしました。

どの分野領域においても対人援助の根幹であるソーシャルワークの重要性を学生たちは懸命にまとめて振り返ってくれました。

「社会福祉士として働くイメージが膨らんだ」という学生もいて、善き振り返りになったようです。

(なお、学科の社会福祉コースは、社会福祉士、精神保健福祉士を目指すコースで、受験資格が取得できます。)

振り返りー2

振り返り-4

振り返りー5

  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 福祉学領域

フレンドフーズとの連携事業(その1) #ノートルダム #大学

2018年12月04日

京都ノートルダム女子大学は、2018年10月31日

フレンドフーズ有限会社と産学連携に関する包括協定を締結しました。
(詳細は、大学HPを参照  https://www.notredame.ac.jp/news/news/647/  )

その活動のひとつが11月27日(火)に始動しました。

飛鳥井ワークセンター様製造のパンを
フレンドフーズ様にてゼミ活動として、販売いたしました。




10時の納品から始まり、15時ごろには完売いたしました。

店舗では、学生たちは交代で、試食の声かけ、事業所やパンの説明等おこない、

緊張しながらも楽しく販売できていたようです。

フレンドフーズ様のご意向では、毎週販売をとのことで、

今後どのような形で継続していくかについては、

飛鳥井ワークセンター様、学生とも相談し、検討していきたいと思います。

1127パン
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 産官学連携活動