ラボ・Letter

【京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科】

2021年4月 「生活環境学科」が始動しました
生活科学、家族、生活経営・経済、精神保健福祉の領域からQOLを追究する学科ブログです
授業の様子、研究紹介、コラムなどを手紙(Letter)のように綴ります

2018年07月21日の記事

ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」から、ソーシャルワーカーの仕事について

2018年07月21日

ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」について


社会福祉の仕事には実はさまざまな仕事があります。その中のひとつに、ソーシャルワーカーという相談援助の仕事があります。

日本では、社会福祉士や精神保健福祉士という国家資格がその職種にあたります。


しかし…。何をするのか、今ひとつ、分かりにくいのがソーシャルワーカーのお仕事です。

たとえば相談というと、カウンセラーが思い浮かびますが、カウンセラーはその人の「こころ」に焦点をあてて相談援助をしていくのに対し、

ソーシャルワーカーはその人の「暮らしや人生」に焦点をあてて支援をしていきます。


その人の「暮らしや人生」を支援していくには、社会福祉の制度やサービスの理解も大切ですが、

衣食住や家族など「暮らす」ための知識も重要。というわけで、本学科「福祉生活デザイン学科」では、

それらすべての知識をベースにしたソーシャルワーカーを養成しているわけです。


ここまで読んでも「いまいちわかんない」という方もいらっしゃると思います。


そこでお勧めが、7月17日(火)21時から関西テレビで放映されるドラマ

「健康で文化的な最低限度の生活」。

ソーシャルワーカーは、病院や福祉施設、児童相談所や学校などさまざまな機関で働いていますが、主人公(演じるは京都出身の女優・吉岡里帆さん)は福祉事務所の生活保護のソーシャルワーカーです。

「健康で文化的な最低限度の生活」という堅い題名は、

ご存じの通り日本国憲法第25条第1項「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」からとっています。

福祉的な課題に直面する人に寄りそい、その人の「暮らしや人生」がその人にとって「自分らしく活き活き」となるよう相談援助を重ねていく主人公の奮闘ぶりをぜひチェックしてみてください。

ソーシャルワーカーの仕事の難しさと素敵さを実感できるはずです。


小学館ビッグ コミックス「健康で文化的な最低限度の生活」作:柏木ハルコ
https://www.shogakukan.co.jp/books/09186357

関西テレビ トップページからドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」をご覧ください。
https://www.ktv.jp/  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 福祉学領域