基礎演習Ⅱ(支える ~結婚式の費用から始めるマネープランニング~)
京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科には、「基礎演習Ⅱ」の授業があります。
演習を通して衣、食、住、家族、福祉分野を学ぶ1年次生の必修科目です。
今日は、このなかから家族分野で実施している、
「支える ~結婚式の費用から始めるマネープランニング~」の授業の様子をリポートします。
この授業のメインテーマは、結婚式にはどれくらいの費用がかかり、その費用をどのように工面していくか、ということを考えることです。
受講生の多くは、結婚式のイメージはつくものの、実際の結婚式に出席したことがなく、どのようなところにどれくらいのお金がかかるのか、まったく予想が立ちません。
そこで、まずは「挙式会場費」、「料理」、「衣裳」、「その他」の4項目の相場を、iPadやウェディング情報誌を使いながら、手分けして調べます。
ウェディング情報誌をめくると、「ドレス、ステキ~♪」「こんな会場がいい~♪♪」など、あちらこちらから黄色い悲鳴が聞こえてきます。それもつかの間、作業が進むにつれて、「高いワァ」、「こんなにするん?!」とため息に変わっていきます。
(学生の様子)
相場を調べ終わると、次は、自分がどんな結婚式したいかを考えます。会場はどこにしようか、ウェディングドレスを着ようか白無垢にしようか、お料理はどうしよう、招待客は何人くらいかな・・・。想像は尽きません。
自分の結婚式のプランができると、相場をもとに、結婚式全体でいくらくらいの費用がかかるかを計算していきます。
総額が出て現実的な費用を目の当たりした学生たちは、「結婚式なんて、私、無理やわぁ~」とあきらめモードです。一方で、「今から1,000円ずつでもコツコツ貯めていったら将来楽になるよなぁ~」という計画型の声も聞かれます。
理想をふくらませ、現実を知る90分間です。
(学生の作品)
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