衣服学第2弾! 衣生活はどんなことを学ぶのでしょうか?? ポリウレタン繊維の劣化?!
京都ノートルダム女子大学生活環境学科では、衣食住に関する学問的、実践的な内容をさまざま学びことができます。
たとえば衣生活の講義では衣服の素材をとりあげて、実物を教材として見てもらっています。
衣服学を専門とされている安川先生に
「ポリウレタン繊維の劣化」について解説してもらいました。
お見せする写真はどちらも「ポリウレタン繊維」の劣化が原因です。
「白いニットのインナー」
ニットは首元が白く毛羽立っていて、インナーは薄くなっているのがわかるでしょうか?
脆化(ぜいか)とも言い、芯糸のポリウレタンがプチプチ切れて生地表面に繊維が飛び出たり、薄くなっている状態です。
最近はポリウレタン繊維の入っている衣服が非常に多いです。下の写真のニットは「ポリウレタン5%」、インナーは「ポリウレタン7%」です。ポリウレタンは伸縮性があって体型にフィットしやすい優れた繊維材料なのですが、とても脆化しやすく数年程度しか持ちません。
お気に入りの服や世代を超えて残したい衣服は、ポリウレタンの入っていないものを選んだ方がいいと思います。品質表示のタグを見てから購入して下さいね。
お洋服の選び方、勉強になりますね!
皆さんもお洋服を買うときは、素材をチェックしてみてはいかがでしょうか?
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