海外研修の1つに「デンマーク研修」があります。
研修は、福祉先進国、生活大国とされるデンマークへ行き、
高齢者福祉、障がい者福祉など福祉の現状、保育園、幼稚園、国民学校等の教育のあり方などを
見学や交流を通して、学ぶ貴重な機会となっています。
今回は、そのデンマーク研修の受け入れ先の講師(バンクミケルセン記念財団の理事長)の千葉忠夫先生と、
デンマークの家庭医・精神科医であるハンスカルオップ先生をお招きし、公開講座を開催しました。
テーマは、「Normalization Seminar 2019~精神障がいのある方と家族のために~」
ハンスカルオップ先生ご夫妻
第1部は、ハンスカルオップ先生の講演 「デンマークの精神障がい者の生活と医療・福祉のサービス」(通訳千葉忠夫先生)
第2部は、千葉忠夫先生の講演 「ノーマライゼーションの理念と日本を本当に幸せな国とするための条件」
第3部は、質疑応答、元京都ノートルダム女子大学教授 野村武夫先生が進行を務めました。
講演会の様子
千葉先生、ハンスカルオップ先生、野村先生
参加者は約90名、講演後は活発な質疑応答が交わされました。
特に「デンマーク方式」による講演者と来聴者の双方向のやりとりを交えた進行による講演は、
講演内容の理解を深めることにつながったようです。
また会場の外では、福祉事業所による物品販売のコーナーも設けられました。