ラボ・Letter

【京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科】

2021年4月 「生活環境学科」が始動しました
生活科学、家族、生活経営・経済、精神保健福祉の領域からQOLを追究する学科ブログです
授業の様子、研究紹介、コラムなどを手紙(Letter)のように綴ります

学科からお知らせの記事

基礎演習Ⅱ「ささえる」 車いす体験

2020年04月01日


「基礎演習Ⅱ」という科目は、 
 衣、食、住、家族、福祉をテーマに体験学習を通して、幅広い学問領域にふれることが目的です。
 今回は、福祉学分野 「ささえる」を紹介します。テーマは "車いす体験" です。 

車いす体験をしました!

車いす体験を通して、援助の仕方やコミュニケーションの方法について学びます。
体験は、
  ①無言のまま車いすで学内を回る。 
  ②途中から、お互いに話をしながら学内を回る。
    役割を交代して①、②を体験する、 です。

ささえる 車いす体験

体験ののち、ディスカッションをします。

ディスカッションは
  ①のときの気持ちについて、話し合う。
      どのような気持ちだったか。どのようにしてほしいと思ったか など

  ②になって、気持ちに変化があったかどうか、話し合う。
      どのような気持ちに変わったか。なぜそのような気持ちに変わったか など

  ①②から、援助するときにどのようなことが大切か考える。
      車いす利用者への援助として、どのようなことに配慮し、どのようなことが大切かを一人ひとり考える。

体験とディスカッションを通し、車いす利用者の思いを感じ取り、どのような手助けや関わり方をしたらよいのかを考えます。

学生たちは、
  無言のまま車いすで学内を回った時は
    「怖くて不安だった。急な動きに驚いた。振動が伝わった」などの感想を、
  一方、会話しながら車いすで学内を回った時は
    「安心した。安全だった。楽しかった」ようです。

車いすを押す人は座っている人の不安や緊張が和らぐように、行先や障害物等の情報を正確に伝えることが大切です。
また、速度や周囲の状況(車や歩行者等)にも気を配ることが大切です。
車いす体験を通して、相手の立場に立ったコミュニケーションの必要性を学びました。


  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 学科からお知らせ福祉学領域

基礎演習Ⅱ「住まう」 光について学ぶ

2020年03月25日

基礎演習Ⅱ(1年次 必須科目)

 「基礎演習Ⅱ」という科目は、 
 衣、食、住、家族、福祉をテーマに体験学習を通して、幅広い学問領域にふれることが目的です。

 今回は、住居学分野 「住まう」を紹介します。テーマは "光について学ぶ" です。 
シェード3つ

 科目の目標は、
   ①光の量(明るさ)の測定方法を学び、適切な明るさを知る
   ②光源(光の質)について理解を深める
   ③雰囲気演出のための”ランプシェード”を作成、光と素材の関係を体験する
 
 ①光の量の測定:  照度計を用いて 教室の各所の照度を測定します。
   照度の値(ルクス)を用いることで、明るさの程度を客観的に数値で示すことができます。
照度計 (照度計)


 ②光源の質:  電球の種類によって 発光の原理が違うこと、光色(色温度)によって照らされたものの見え方が変わることを、実験模型をつかって体験します。
光模型実験(光源比較実験)


 ③シェードの制作:  ペットボトルに和紙を巻き付けるランタンをつくって光の透過性、色の見え方を確認します。
  光を通せば、古紙のくしゃくしゃも 趣のある陰影へと素敵に変身、光のマジックを体験します。
  皆、それぞれ好きな型紙をつかってつくりました。
学生とランタン
(作ったシェードに光を透します)

 身近なところにある光ですが、光の特性を知り、うまく活用することで、省エネに貢献したり、へやの雰囲気をアップすることができることに気づいたようです。実生活で是非、役立ててほしいですね。







  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 学科からお知らせ住居学領域

卒業式を挙行しました

2020年03月18日

京都ノートルダム女子大学は 3月14日(土)に卒業式を挙行しました。

昨今の事情により、卒業生はガウンとキャップを着用せず、参加も卒業生と教職員のみでしたが、静謐な時間を共有することができました。

ご卒業おめでとうございます。
春の訪れとともに、明るい未来に向かって力強く踏み出してください。
皆さんの幸せを心から願います。

卒業証書といっしょ
(卒業証書と一緒、住環境研究室のメンバー)

卒業式の様子
(卒業式の様子)
   

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 学科からお知らせ

基礎演習Ⅱ「食べる」 日常の食事

2020年03月12日

京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科には、「基礎演習Ⅱ」の授業があります。
衣、食、住、家族、福祉分野の演習を通して学ぶ1年次生の必修科目です。

前報は「家族」分野の演習の紹介でした。
本報は「食」分野 の演習を紹介します。

食べる① 日常の食事

この授業の目的は、日常の食事作りを通して、調理技術の基礎、食事マナーを学ぶこと、学生間のコミュニケーションを図ることです。
千切り、櫛型切り、小口切り、賽の目切りなどきり方の基礎を学びます。
また、箸、お椀の持ち方等のマナーや、配膳の仕方などを楽しく学びます。
3人から4人の少人数で調理をします。ごはんは土鍋で炊きます。
もっちりとしたおいしいご飯が炊けます。こちらはどの受講生にも大好評です。

食べる1

食べる2


  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 学科からお知らせ

基礎演習Ⅱ(支える ~結婚式の費用から始めるマネープランニング~)

2020年03月02日

京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科には、「基礎演習Ⅱ」の授業があります。
演習を通して衣、食、住、家族、福祉分野を学ぶ1年次生の必修科目です。

今日は、このなかから家族分野で実施している、
「支える ~結婚式の費用から始めるマネープランニング~」の授業の様子をリポートします。

この授業のメインテーマは、結婚式にはどれくらいの費用がかかり、その費用をどのように工面していくか、ということを考えることです。

受講生の多くは、結婚式のイメージはつくものの、実際の結婚式に出席したことがなく、どのようなところにどれくらいのお金がかかるのか、まったく予想が立ちません。
そこで、まずは「挙式会場費」、「料理」、「衣裳」、「その他」の4項目の相場を、iPadやウェディング情報誌を使いながら、手分けして調べます。

ウェディング情報誌をめくると、「ドレス、ステキ~♪」「こんな会場がいい~♪♪」など、あちらこちらから黄色い悲鳴が聞こえてきます。それもつかの間、作業が進むにつれて、「高いワァ」、「こんなにするん?!」とため息に変わっていきます。

(学生の様子)
学生の様子

相場を調べ終わると、次は、自分がどんな結婚式したいかを考えます。会場はどこにしようか、ウェディングドレスを着ようか白無垢にしようか、お料理はどうしよう、招待客は何人くらいかな・・・。想像は尽きません。

自分の結婚式のプランができると、相場をもとに、結婚式全体でいくらくらいの費用がかかるかを計算していきます。
総額が出て現実的な費用を目の当たりした学生たちは、「結婚式なんて、私、無理やわぁ~」とあきらめモードです。一方で、「今から1,000円ずつでもコツコツ貯めていったら将来楽になるよなぁ~」という計画型の声も聞かれます。

理想をふくらませ、現実を知る90分間です。

(学生の作品)
学生作品2

学生の作品1




  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 学科からお知らせ生活経済・経営領域

おふろ部(神戸べっぴんおふろ学校) #連携活動

2020年02月19日

京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科は衣・食・住・福祉を幅広く学ぶことができます。
産官学連携活動も活発に展開しています。

おふろ部は、(株)ノーリツ、(株)電通、自治体水道局と大学が、日本のおふろ文化を大切にし、おふろ好きを増やすための連携活動を行っています。本学も参加しています。

2019年12月に神戸でおふろ部の ワークショップ活動 「神戸べっぴんおふろ学校」 が開催されました。その様子を報告します。

 5大学4自治体70人ほどが参加しました。
  2つの講義 「浴室環境とライフスタイル」、「入浴の効力・魅力について」ののち、ワークショップを行いました。
 ワークショップは、
 「一人で書く」から「みんなで書く」、みんなでしかつくれない記事がある、「チームライティングにチャレンジ!」と題したものです。
 8つのチームに分かれての共同作業です。作業はまず個々でアイデアを考える→自己紹介→チームでアイデア出し→チーム案の発表、の順に進行しました。

 学生にとって、他大学の多くの学生と交流をもつことができたこと、その中で自分の意見を述べたり、ディスカッションをしたりなどの経験ができたことは、とても新鮮でよい刺激を受けたようです。
 これから、どんなチームライティングが完成するか、楽しみです。

ワークショップ風景
(ワークショップの様子)

ワークショップで集合写真
(参加者で集合写真)

  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 学科からお知らせ住居学領域産官学連携活動

「福祉コミュニティの実践」 授業紹介

2020年02月12日

京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科は2年次からコースに分かれて専門性を深めます。
「福祉生活総合コース」の授業を紹介します。


「福祉コミュニティの実践」
ステンシル体験-年賀状作り-(11月30日)

「福祉コミュニティの実践」は、地域にある課題に目を向け、それを解決するために、何ができるかを考え、企画、立案、実践する学生主体の授業です。

1年間を通して、学生一人ひとりが何をどのように実践するかを検討し、実践するのですが、今年度は、高齢者の孤立や栄養の偏り、障がい者に対する理解の促進、就労支援事業所の賃金向上等を課題と考えました。

それらを解決するために、高齢者の地域サロンを開催し、そこで、障がい者就労支援事業所で取り組まれているステンシルを使った年賀はがきづくりを障がい者ご自身に教えていただきながら、高齢者一人ひとりが思い思いの年賀状を作りました。

ステンシル体験を待つ間には、間違い探しクイズにチャレンジしていただくように準備もしました。また、お昼には障がい者就労支援事業所で作られたお弁当を参加者みんなで楽しくいただきました。

みなさんからは、
  ステンシルが初めての体験で、楽しく素敵な年賀状ができて、年賀状を送るのが楽しみ、
  やさしい味のお弁当で、みんなと一緒にお話ししながら食べることができて、楽しいひとときでした、
        などのご感想をいただくことができました。

当日は、学生たちも緊張の面持ちで、何事もなく無事に終えられるかどうか心配していましたが、大きな問題もなく、無事に終え、ご参加くださったみなさんが笑顔で過ごしていただく姿にほっとしていたようです。


ステンシル作り


全員集合 年賀状つくり
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 学科からお知らせ福祉学領域

「基礎演習Ⅳ」の授業紹介

2020年02月07日

京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 福祉生活デザイン学科は専門分野の科目とは別に、学科の基幹科目に「基礎演習Ⅰ」「基礎演習Ⅱ」「基礎演習Ⅲ」「基礎演習Ⅳ」があります。この科目は少人数教育の特徴をいかしたもので、1教員に10人程度の学生が同じクラスで2年間一緒に学び、HR機能も兼ねています。

 「基礎演習Ⅰ」は、初年次教育で、大学でのアカデミックスキルを学びます。
 「基礎演習Ⅱ」は、衣食住、福祉に関する初学者向けの実習を経験します。
 「基礎演習Ⅲ」は、学外研修で、企業や福祉施設で社会の取り組みを体験し学びます。
 「基礎演習Ⅳ」は、自由に課題を設定し、調査し、まとめ、発表します。クラスメンバーで取り組み、協同する力を養います。

今年の基礎演習Ⅳは10チームが結成されました。
京都という地域性に関するものや、女子大生ならではの視点に富んだユニークなテーマが並びました。

 口紅について / 髪色が与える印象 / 京都パン巡り ~私たちのオススメ紹介~ / 
 美容にもっと関心を持とう / コンビニ大手3社のおでん比較について -味、値段、カロリー / 
 あなたはタピオカについてどこまで知っている? / 女の子のひみつ / 
 日常で使うものの成分の良し悪し / 幸せの感じ方 / 河原町通り 食べ歩きMAP

(京都パン巡りのチームが大学周辺のパン屋のメロンパンを入手し、それぞれの店の特徴を調査している様子)
メロンパン


(発表会の様子、各チームが15分発表をし、質疑応答にこたえます)
基礎演習Ⅳ発表風景
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 学科からお知らせ

国家試験に向け、壮行会を開催しました(2020.1.22)

2020年02月03日

京都ノートルダム女子大学 福祉生活デザイン学科には「社会福祉コース」があり、社会福祉士と精神保健福祉士を目指すことができます。

国家試験を前に、壮行会を開催した様子です。(2020.1.22)
4年次生の皆さんは国家試験合格を目指して受験勉強に励みました。
壮行会では教員が合格鉛筆を渡し、「体調管理に気をつけ、力を発揮して頑張って下さい!」とエールを送りました。

社会福祉士及び精神保健福祉士の国家試験は 2月1日、2月2日に行われました。

壮行会の様子
(壮行会の様子)

お守り
(お守り 合格しますように!)
  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 学科からお知らせ福祉学領域

おふろ部の活動 (ノーリツ、電通、水道局との連携事業)

2020年01月28日

京都ノートルダム女子大学 福祉生活デザイン学科は 衣食住、福祉を幅広く学び、そのうえで自分の専門を決める学びができます。

学科では各領域で多様に産官学連携事業を行っています。
連携事業のひとつ、「おふろ部」を紹介します。

おふろ部とは、日本のおふろ文化を大切にし、ちょっとした工夫でおふろタイムを楽しむ、おふろ好きを増やすことを目的にした産官学連携活動です。学生はおふろに関する様々な活動をするとともに、ライターとして記事を書きます。
(株)ノーリツ、(株)電通、水道局(京都は京都上下水道局)と大学での連携事業です。詳細は大学HPを参照ください
  https://www.notredame.ac.jp/news/news/1566/

本学も2019年9月から参加しました。学生メンバー5名からのスタートです。
最初の活動は、「ライターになるための研修」です。

研修の様子をお伝えします。
 研修は11月に3回実施しました。
 連携事業のノーリツ、電通、京都上下水道局の方々も同席です。

研修内容は、記事の書き方を学ぶ、読者がおふろに入りたくなるような記事を書いてみる、書いた記事を実際に公開する、など一連の手順を学びます。これらを経てライターデビューとなります。

講師は(株)電通の葛原氏です。
 いい記事って何か?、記事のタイトルのつけ方、本文の書き方 など丁寧にわかりやすく説明くださいました。

 人の行動や言動には必ず本音があること、その本音に気づきどうすればその人の気持ちを動かし、おふろに入りたいという行動を起こさせることができるかを考えること、記事の骨格は、序(導入)、柱、締め(結び)とすること、引用情報には必ず出典を明記することなどを教えていただきました。
教わった内容は、単にSNS記事を書くというものにとどまらず、他人とのコミュニケーション術や、文章表現法につながる大切な学びで、メンバー学生にとっても卒業研究で必ず必要になる内容で、それを実践的に学ぶ貴重な機会を得ることができました。学生らも楽しみながら、熱心に取り組んでいました。

メンバー学生がライターデビューした記事をいくつか紹介します
【知らないの?】イマドキ女子は銭湯においでやす  https://ofurobu.com/?p=48724
【週末ご褒美】#のぼせハーゲン https://ofurobu.com/?p=48723
【実際にやってみた】家にある余った「○○入れちゃえ風呂」 https://ofurobu.com/?p=48720
 
探して読んでみてください。

学生がライターとしての活動を通じ、社会に関心をもち見聞を広げてくれることを楽しみにしています。

(記事の書き方を学ぶ)
おふろ部研修の様子1

(記事を書いてみる)
タイトル検討中

(記事の公開の仕方を学ぶ)
公開の手順を学ぶ


  

Posted by 京都ノートルダム女子大学 現代人間学部 生活環境学科 │ 学科からお知らせ産官学連携活動